親知らずの抜歯。

去年の4月に歯医者へ行って以来ご無沙汰の状態だった。理由は右上の親知らずが虫歯で、治療は難しく抜歯以外に方法が無かったからだ。

自分が最後に抜歯したのは15年くらい前に、左下の親知らずが横向きに歯肉に埋没していたのを、メスで切って取り除いた以来。

もうこの経験がトラウマになり、抜歯=痛いという図式が自分の中であった。

そんな中、今年に入り虫歯の親知らずが疼くようになり、また自分は来年本厄の為、健康問題は少しずつ減らして行こうと決めた。

今年の5月、勇気を振り絞り歯医者へ予約を入れて右上の親知らずの抜歯の算段を取った。

歯医者当日、不安と怖さで顔がひきつりつつも勇気を振り絞って向かった。

治療が始まると、まずレントゲンを撮り歯医者から抜歯しやすいのかの説明を受ける。歯医者より抜歯は簡単との事。歯医者より「では、行きますね。」と麻酔を6回ぐらいに分けて行った。じわじわと感覚が麻痺していくのが分かる。麻酔が効いたところで、ペンチの様な物でグキグキとしてあっさりと抜けた。

診察が終わると抗生剤と痛み止めの薬を処方してくれた。

家に帰り、数時間すると麻酔が切れて患部がじんじんと痛み出したので痛み止めの薬を服用する。その後は食後に抗生剤を服用し、何とか堪えた。

話はこれで終わりではなく、今度は左上の親知らずの抜歯の予約をした。

そして先月、同じ様に左上の親知らずを抜歯した。これで2ヶ月連続で左右上の親知らずは抜歯出来た。

今の状態はまだ穴を塞ごうと歯肉が頑張ってくれている状態で、ちょうどお尻の割れ目の様になっている。これで心の重荷が少しおりた。また今月に歯のクリーニングで歯医者へ行く予定。

面白いなと思う事は、普段自分は外出する際は粒ガムを噛むのだけど、親知らずが無くなったので、奥歯で噛もうとするとスカッと外される事である。

取り敢えずは今のところ抜歯の予定は無くなったのでかなり安心している。介護の仕事をしているからか、歯の大切さは嫌がおうでも考えさせられる。これからも定期的に歯医者へは行こうと思う。